全国通訳案内士試験 日本歴史は歴史検定2級で免除がおすすめ!

日本歴史試験

・通訳案内士の日本歴史は難しい

2018年、2019年、2020年、2021年と受けて分かった事は、通訳案内士試験の日本歴史はとても難しいということです。6割は超えるのに、あと少しのところで点が足りず4回とも7割には到達することができませんでした。例えば、2021年の試験問題に『榎本武揚』が登場するのですが、彼と言えば戊辰戦争の際に旧幕府軍を率いて函館を占領し、最終的に五稜郭の戦いで敗れた・・・・ということは大抵の方が知っていると思います。しかし、通訳案内士試験の日本歴史での問われ方は、『降伏後自刃し果てた』『後に明治政府に出仕した』『米国への留学経験がある』『幕府陸軍奉行の任にあった』この中で正しいのは!?という出題の形式なのです。山川などの歴史教科書の太線で書かれている重要キーワード以外の情報も知っていないと解けない問題が出題されます。因みに、私が購入した参考書のひとつに、ちゃんとこの件について記述がありました。要するに、通訳案内士の日本歴史の対策本を隅から隅まで勉強していたら解ける問題ではあった様です。

・永遠に日本歴史が受からないのではないかという不安

一通り参考書をやって、更に通訳案内士試験の日本史過去10年分を解いても、一向に7割とれる自信がありませんでした。そして、2021年の日本史を速報で答え合わせた時にようやく気が付いたのです。このまま受け続けても、日本史のせいで一生2次試験に進めないのではないかと。8月の試験が終わったその日の帰り道に、『日本史は歴史検定2級で免除にしよう』と決意しました。11月末の歴史検定2級の試験日の3カ月前でした。ここから歴検2級合格に向けてのリサーチが始まります。

・日本史知識ほとんど無し⇒歴史検定2級合格

私は、大学受験の時は世界史受験でした。それなので、高校の授業でも(その当時受験科目でなくても必修でした)日本史の授業は、真剣に聞かずに恐らく受験科目の他の勉強をしていたか、はたまたこっそり漫画でも読んでいたかで、日本史については中学で習った内容しか頭にありませんでした。そんな私が8月の通訳案内試験日本歴史で惨敗だった3か月後には歴史検定2級に合格できた方法を以下で説明します。私のように日本史の流れもあやふやな人にはとてもお勧めの勉強法です。

  • まずは、隙間時間(お風呂や仕事の休み時間、通勤途中)に歴史漫画を3回通しで読んで、日本史の流れを頭に!
  • 次に、ムンディ先生のYouTubeを見ながら、先生の板書をそのままノートに書き出す!(時間がなかったので1.5倍速くらいで全て視聴)
  • 歴史能力検定の過去問をなるべく沢山の年度分購入(中古で2013年度出版~2020年度出版分を集めました)そして、ひたすら解く。

・歴史まんが

私がまず思い浮かんだのは、映画『ビリギャル』です。この映画の内容は、遊んでばかりの学年ビリの女子高生がある塾の先生との出会いでみるみる学力をアップして、最終的には慶応に合格するというストーリーです。この映画のなかで、塾の先生が日本史の知識ゼロの生徒に【歴史まんが】を読むところからスタートさせていました。私は、それを素直に真似しました。

購入したのは、【集英社の日本の歴史】です。Amazonで1巻~20巻までセットで購入しました。大人買いです。結構な額なので悩みましたが、いづれ3人の子供たちが学校で歴史を学ぶ時に楽しく勉強をスタートさせてくれるだろうと信じ思い切って購入しました。(注:図書館にも歴史まんがはおいてあるので借りると節約になります)

そして、何も考えず(覚えようとか、暗記しようとかせず)ただひたすらにまんがを楽しみます。1回目、2回目、3回目を通して読み終える頃には、不思議と日本史の流れや人物が頭に入っていました。

今まで、【日本史=暗記】そして辛い。ととらえていたのに、何故だかまんがで読むと人物一人一人に愛着が沸き、顔と名前がぱぁ~っと頭に浮かんでくるのです。

通史を頭にいれるのには、嘘のようですが、歴史まんがはお勧めです。

・ムンディ先生の日本史

今となってはどこでどう調べたのか忘れてしまったけれど、日本史の勉強について必死でリサーチしている時に、どなたかのブログで『ムンディ先生』を知りました。ムンディ先生とは、高校の歴史の先生で、その方がYouTubeで授業を公開してくれています。教室のような所で黒板を使って淡々と授業を展開しているのですが、この方の黒板をノートに映して説明をきいているだけで、日本史の高校卒業レベルまでは到達できます。歴史まんがで流れをつかみ⇒ムンディ先生で基礎をたたきこむ⇒そして過去問へ。この流れで確実に歴史検定2級は合格できます。

・歴史検定2級、過去問をひたすらといて気が付いたこと

歴史まんが⇒ムンディ先生ときたら、最後は過去問です。歴史検定2級の過去問を10年分ほどさかのぼって解くうちに、あることに気が付きました。それは、同じような問題が繰り返し出題されていることです。通訳案内士の日本史試験では、10年分の過去問を解いても同じような問題が出題されているという感覚はなかったのですが、歴史検定2級は、確実に過去問を解いていくうちになんとなく前でも出題されているな・・・という感覚がありました。

例えば、歴史検定2級は記述問題も5問ほど出題されるのですが、記述で『志賀潔』を答える問題は2011年と2020年に出されています。歴史検定2級は過去問を解けば解くほど、合格への近道になると言えます。

さらに、ムンディ先生のYouTube授業を聞いてから過去問を解くと、だいたい解けるということです。やはり、歴史検定2級は高校卒業レベルと言うだけあって、高校の歴史の授業を展開しているムンディ先生の授業は歴史検定2級の対策に適しているのです。

以上のように、歴史検定2級は高校卒業レベルの問題が出題され、通訳案内士試験のようにマニアックな問題は出題されないこと、そして過去問からの対策をとりやすいことも考えると、通訳案内士試験で7割点数を取ることよりも歴史検定2級で6割(歴史検定2級は60点/100点満点中で合格)取ることの方が確実に簡単であると、自信を持って言えます。

ちなみに、私も3カ月の勉強で歴史検定2級を68点でなんとか合格できました!

machiita

ともまちブログを運営しているmachiitaです。2023年に念願の韓国語通訳案内士に受かりました。これから通訳案内士として本当にデビューできるのか!?仕事は来るのか!?5年かけて全国通訳案内士試験に合格した過程と通訳案内士の情報を発信していきます!

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